服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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にあんちゃん

☆「にあんちゃんの里」唐津市肥前町鶴牧に行く。初めての場所。唐津の西方・半島を越えた入江である。「にあんちゃん」と思うだけで冷気が時を超えていようだ。☆道端の桜の木の隣に「にあんちゃん」の原作者・安本末子さんの同窓生有志による記念碑がぽつんと立っていた。炭鉱はどこにあったのか、撮影はどこであったのか、東北大震災後の原野が元々の風景に見えたように、ここもまた炭鉱があったなどなにも見えない風光明媚な入り江の風景。☆本来、場所、土地、風景とはそのような宿命なのだろうが、同窓生有志はそこにくさびを打つように石碑を立てられた。☆当時、NHKラジオを聴き、今村昌平監督の映画も見た。その後助監督だった浦山桐郎監督が撮った「キューポラのある街」も見る。貧乏の明るくたくましく生きる姿は悲しくも映画としては面白かった。ただ背景にある現実が判ってくるのはそれから大分後のことであった。

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 SM

 

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