服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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雲帯

昭和31年、1956年。
お宮の境内でガキたちが群れて遊んでいる。その中の一人であるボクは飛行機雲を見つけ「空を見ろ」と叫ぶ。遊びを止めガキたちはそろって空を見上げる。スーパーマンでも見るように飛行機雲を追った。あの感覚は今でも全く変わらない。夢や希望や憧れが入り乱れて一つになる。まだ見ぬ距離感。川の向こう、海の向こうの謎も少しは解けたけど、まだ解消しない距離感はいくらでもある。そのすべてが過去から続く距離ということになるよう。
一人の人間の感覚、個性みたいなものの距離の震源地。