服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

干潟の春

仕事から戻ってきたS子さんが「外はイイ天気よ」と。イイタイミングである。鍋島のラーメン屋で食してから干潟へと向かう。ラーメンだけではお腹が空くので潟近くの小さなスーパーでブドウパンと魚肉ソーセージを買う。麦も伸び緑に染まってきた田んぼを突…

亀冶郎さん

歌舞伎ファンのN子さんに誘われて、博多歌舞伎座へ。市川亀冶郎さんの「通し狂言 天竺徳兵衛新噺」千秋楽。亀冶郎さん出づくめ、七変化十変化の早変わり、アドリブ、宙吊りとサービス満点。花道の席は往き交う役者さんのすね毛や息づかいまで見てとれ、観劇…

ひまつぶし

「善き人のためのソナタ」ドイツ 2006年制作。ベルリンの壁、崩壊前の東ドイツ。シュタージ(国家保安省の)監視員と監視、盗聴される西寄りの作家と意外な関係。「ホッタラケの島」2009年制作。CGアニメ、冒険ファンタジー。日本のCGもここまでやれるように…

キューポラと炭坑

「福岡はあいにくのお天気です。これも春へ近づく雨ですね・・」と、ちょっと気のきいたフライトアテンダントのアナウンスがまだ、脳裏にある。この繰り返しが重要である。ニュートラルでもあるのだろう。これから先の熟成の準備期間。ここを過ぎれば一気に…

ポロック以後

いつもの顔が今朝も元気に席に着いている。午前の時間と共に室内もヒーターがいらないくらいに暖かくなる。上着を着たまま画用紙に向かう人たち。話が弾んだかとおもうと、また静かになる。それぞれが、自分のスタイルを持っている。誇ることも恥じらうこと…

下町

地下鉄・清澄白河から深川町、三好町を歩く。歩く人もなく、車もあまり通らない。印刷所、材木店、タバコやの角を曲がれば我家かなというどこかなつかしいダウンタウン。15分ぐらいで大通りの公園に出た。「木場公園」とある。木場で降りてもイイわけだ。保…

靉嘔 ふたたび虹のかなたに

公園の北側に縦に長く東京都現代美術館が見える。入館するとロビーフロア―がハイウエーのように一直線に伸びる。1995年開館というだけに建築的にもモダンで立派である。「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」展を見る。回顧展である。初期から今日までの大作がずら…

たのしい親子

靉嘔 展を熱心に見る小学生の姉、弟そして母親の親子があった。見ると言うよりは鑑賞しているのだ。母親も説明はしない。うれしそうに三人とも一点一点をゆっくり見て行くのである。からして、ボクのスピードと同じになる。体験できる”瞑想ボックス”や”暗闇…

田中敦子-アート・オブ・コネクティング

また、同時開催の「田中敦子-アート・オブ・コネクティング」を見る。具体をはじめとして、日本の戦後現代美術で活躍。田中敦子(1932-2005)さんも革新的エネルギッシュな作家である。カラフルな電球と配線コード、円の組み合わせ、円そのものと、どこま…

木場公園

美術館を出て隣の木場公園のベンチに座った。モチノ木の下にあるベンチは、赤い実を食べたヒヨドリの群れが糞を落とし真っ黒になっている。だれもいないフィールド。その周りのベンチにはぽつりぽつりと人が座っている。コンビニ弁当を食べている人。本を読…

ポロック

ポロック展(東京国立近代美術館 2/10~5/6mまで)地下鉄の竹橋を地上に出ると春のようなイイ天気。ぞろぞろと皇居の外苑をランニングする人々にはおどろき。竹橋を渡ると近代美術館。大きなポロックの看板が迎えてくれる。印象派画家の展覧会のような込みあ…

新宿

夜、新宿西口の居酒屋にいたら、右斜めの顔の会う席にサッカー日本代表のO﨑さんが笑顔で日本酒やってた。

何のために

広大なスケールの広江の田んぼの中。空港道路をクロスして東西に走る小さな水路。水路を臨み、バニシングポイントにはライスカントリーがランドマークとなる。度々来てはスケッチをしているところだが、近づくにつれ様子がおかしい。大型土木重機のユンボが…

どがんしよっかい

夜、近くの「あぶさん」で恒例の”どがんしよっ会”がある。あぶさん御夫婦も忙しくお元気である。Hすなおさんを囲んで呑もうというもので女性2名、男7名の出席。土鍋をつつき日本酒を流し「どがんしよっかい・・」と話もあっちこっち。「土俵の下でコーヒー…

景色

真子達夫回顧展は、千人を越えるお客さんで、盛況のうちに昨日終了した。多くの人に愛される真子さんである。天国から見ていらしたにちがいない。さてと、今日は雨、もうろうとした頭を冷やすのにイイ。本庄の水門のある土手から町の方を臨む。冬枯れの土手…

真子讃

こどものように、心のおもむくままに描けたらいい。 真子さんのパイプシリーズを見ていておもう。目に映るものを漠と見ていて、何か描きたいと・・。その衝動が絵画道へと火をつけるのだ。しかし、こどもの絵とはちがう。よろこびもかなしみも一緒くたに現出…

映画の黄金時代

山田洋次監督が選ぶ100作品 家族編 が昨年から続いている。今年からは戦前戦後の名作が昼下がり、毎日放映されてる。見てない作品もまだまだあるようで、毎日がたのし。白黒映画の時代である。美術、照明の腕の見せどころ。映画の職人たちが、外国映画の影響…

成瀬巳喜男の「おかあさん」

「おかあさん」 成瀬巳喜男監督 1952年制作を見る。次々と身内が亡くなって行くが、題名とは違うくらいにあっけらかんと明るい。湿っぽさを強調しない成瀬作品は娯楽性も高く、戦後の暗い時代にあっても、日々たんたんと暮らす人々を活き活きと描き出す。18…

警察日記

続いて、思い出してはたまに見ている録画の「警察日記」久松静児監督1955年製作を見る。脚本が佐賀県唐津市北波多出身の井手俊郎さんである。警察日記は子供のころ夏休みに小学校の講堂で見たおぼえがある。大物俳優のオンパレード。若いおまわりさん役で穴…

LIVE 野中烏犀園

「テレビ見てる?ウサイエンが出てるよ」と博多のN子さんからメール。急いでテレビをつける。我家の前の江戸時代から続く漢方薬の「野中烏犀園」のお屋敷である。昔から繰り返しテレビに登場する歴史とお宝の宝庫である。当主の源一郎さんが先々代の萬太郎…

真子達夫回顧展

午前、真子達夫回顧展の搬入、飾り付けに県立美術館へ行く。10数名の助っ人がいらして、午後にはすべて見事に完了した。「パイプシリーズ」およそ30点と「叢」「自然破壊」「生きる」シリーズなどの30点が並ぶ。過ぎ去ろうとする一つの時代を体感できる展開…

如月立春

花粉がひどく、昨夜は潤いティシューを一箱使った。原因が何かは判らないが、もうろうと病人である。花粉や寒さに気を取られているうちに二月如月立春。寒波ともうろう去って、ぽかぽかイイ天気。元気すっきりが一番である。

つかの間の雪景色

午前中から雪が降り、見る見るうちに雪景色。まるで北国、大寒ぶるぶる。犬駆け回るで、積もった雪を握ってみたが、少年時代が信じられない。おやじは炬燵でまるくなるか・・。それはないよ。不意打ち食ってびびっただけ。もっと積もれば、腹くくって雪の中…