服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

青虫いない

5月も今日で最後。ミカンの木を見たが、青虫が1ぴきもいない。鳥に食われたか、どこかでサナギになったのか。変な鳥もカチガラスも騒いでいない。静だってことは退屈でもある。

デヴィット・リンチ監督の「ストレイトストーリー」が、またあってた。ストレート爺さんが小さな農業用トラクターで10年間会ってない兄のところへのろのろと、数ヶ月かけていく旅のお話。ヒッチハイクの女の娘が聴く。「歳とっていいことあった?」「なん…

殯(もがり)の意味

終演の暗転に説明が

殯(もがり)の森

「殯(もがり)の森」2007 監督:河瀬直美 出演:うえだしげき 尾野真千子 劇場よりも早くBShiで見てしまった。劇場で利益を上げようという考えはないのか。というより興行師には受けなかったのかも・・。広く見せるにはテレビに限る。国際的映画祭で賞を…

裸の島/殯の森/ドンキホーテⅠ

NK新聞に新藤兼人監督の「私の履歴書」が毎日掲載されてる。ここ3回は「裸の島」についての内幕、裏話が書かれていて、興味を惹いた。完成された作品を見るのは簡単だが、低予算でどうやって撮ったかは、決して映画からは解らない。その年のモスクワ映画…

裸の島/殯の森/ドンキホーテⅡ

CSで河瀬監督の「沙羅双樹」とキース・フルトンルイス・ペペ監督の「ロスト・イン・ラ・マンチャ」があってたが、重なっていたので「ロスト・イン・ラ・マンチャ」を見ることにした。「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(’02)はハリウッドの鬼才・テリー・ギ…

ダービー

朝、K子さんを空港に送った。赤いコンバインが麦秋の田園に行き交う。豊饒の風景は二日酔いには効く。空港カウンターで「コンピューターのトラブルがあった」と職員が言う。飛行機は15分遅れで飛びたった。後のニュースで「全日空のコンピューターシステ…

トラビス様

青春の佳作・「タクシードライバー」トラビスは生きていた。

サザエさん

呑んで騒いで、早々に引き上げた。家でも女性方が談笑中であった。呑まずにはいられない。騒がずにはいらねない。そのどちらでもない人はどうやって、日々の精神バランスを計っているのだろう。煩わしい要因が複雑に介在する日常をテレビや野球ぐらいで済ま…

不透明ブルー

ボクの仕事場に寝泊まりしているK子さんは外国にいるみたいと言う。高い天井にキャンバスがあったり大きな窓。和風ではないな。 「限りなく透明に近いブルー」(1967年 監督:村上龍)を身ながら、おもいだした。当時、それに主演したMKさんが、ある…

新宿春歌考

昨夜の闇の淵から聞こえてくるような猫たちの騒動は、夢ではなかった。真夜中の猫たちの悶絶ごっこであった。恋の季節でもあるのだろうが、クリニックではぐったりとウツになった人たちが目立つ。 「 新宿泥棒日記」(1969年 監督:大島渚 出演:横尾忠則 横…

空域権

夢を見た。トラックで個展の巡業をやってた。夢だけにいやな目覚めだった。黒澤さんの「夢」が出きたとき、「他人(ひと)の夢につき合ってなんかいられない・・」とN節ちゃんが言ってた。絵コンテはよくても、黒澤さんの夢、見せられてもね。 カラスを警戒…

空の向こう

K子さんを迎えに、麦刈りが進む黄金畑を突っ切って空港にいく。夕方であり、街を抜けるのに手間取り待たしてしまった。空港はここから飛びたっていく初老の男女でにぎわっている。団塊世代がこれからまだまだ、国内海外へと動き出す序章ではあろう。いずれ…

花と蝶

アザミにモンシロチョウ

麦刈り

クマ笹や雑草が茂る高みから麦刈りを見ていた。赤いコンバインが黄金の麦畑を四角にまわりながら刈り進んでいく。ときおり、麦藁が詰まり、おじさんはその度に手で引っ張り出す。マシンの調子がよくないようだ。路肩に停めたトラックにコンバインの長いパイ…

甘木越え

いつものように小郡を通って甘木にいった。旧市街の手前に郊外店がぎっしりと並ぶ。郊外店通りをそれたら甘木の市民会館にでた。ここには図書館などいろんな施設が集まっているいるようで、街の中より人々が多い。密かに勉強や趣味の学習が行われているよう…

サタデー

麦秋である。麦刈りもはじまっている。麦がほのかに香ばしい。麦畑の果てに漁港がある。何故かここに来ると眠くなるが、寝ることはなかった。サタデーナイトはMおじさんとぱーっと2.3軒。

クモちゃん

ちょっと広くなった仕事場に蜘蛛ちゃんがいた。ハエトリクモちゃん。白いキャンバスの上を歩くのが好きみたい。以前、棲みついていた蜘蛛ちゃんより小さいから、子孫かも知れない。ハエはいないけど、何食べてるんだろう。白いキャンバスの上を黒い点が移動…

カチのマンション

てっぺんのマンションから「よってらっしゃい」

カチガラスの木

木のてっぺんからの眺めはよかろうな。

カチの巣

電柱には巣作り防止の帽子が取り付けられ、カチガラスをあまり見掛けなくなる。田んぼの農家からも柿木らが消え、すっかり姿を消したかに見える。国の天然記念物指定もどうなったのか。山から下りてくる群れカラスばかりが、目に付く。二階の窓から前のお屋…

炊きたて

炊きたてのご飯に自家の紅生姜とおこもじと海苔。梅干しも欲しいが、切れてる。あえて、タンパク質は除外。その分ご飯が進君だが、一膳半に抑える。

梅の実

S子さんが安かった、と1キロ、200円の小梅を2キロ買ってきた。梅の季節か。甘酸っぱく生唾がにじむ。 ♪うめの~みがなった~このちいさな朝に~♪ 荒木一郎の唄を思い出した。早速、2時間、水で灰汁抜きをして、梅の”へた”を一粒一粒取り除くのはボク…

トンネル

朝、N子さんの増えすぎた不用荷物を車いっぱいに詰め込んで再び山越え。山は新緑と初夏の輝き。トトロの森もあれば、どろろの暗い森もある。日本も美しい。外国の人が美しいというのも挨拶ではないのだ。山を越えトンネルを抜け下りたところにノルウェーの…

散歩

朝、目覚めたらだれもいなかった。R子さんの部屋へイビキ避難していたのであった。N子さんに促され1時間ほど朝の散歩をした。こんなこと初めて・・?昨日とは変わり、すがすがしい快晴だ。裏通り、小路から細道を軽い足取りでたんたんと歩く。 ”なかがわ”…

MY BLUE HEAVEN

絵画にいく。まだ、だれも来てなかった。そこへ、映画評論家のNさんと佐大のS先生が見学にきたが、だれも来てない。用事があったというよりはたまたまきたらしく、「ハリウッド構想塾」などを話す。夕方、雨の中を山越えした。平地は真っ暗だったが、意外…

シチメンソウと芦はエライ

干潟公園にいった。土手の上を吹く風が気持ちいい。薫風と言うのだろう。果てしなく広がる干潟と田んぼ。麦畑がブロックごとに緑から黄金色に変化していて絵のようだ。麦秋の一歩手前というところかな。干潟では目の届く範囲に数匹のムツゴロウしか見付けら…

ラン

定婆ちゃんの庭にほったらかしてあった植木鉢にランが咲いてたと薄赤紫の切り花をS子さんが持ち帰ってきた。ガラスの花瓶に挿したら凛としてきれい。水の入った部分がレンズとなり茎が屈折するところも美しい。その辺りを以前は結構描いたものだが、花など…

作品がしずかに語る時

作品を枠からはずしロールにしていたり、重ね合わせていたりで十数年。汚れはともかく、ヒビ、剥離、変色、化学変化、物理的変化は完成時の姿を知るものからすれば悲惨だ。ある意味その時点では見捨てた感がなきにしもあらず。許してね・・。その時は、駄作…

暑うなりまして

今日も暑かった。クーラーを入れて作業。外へいきたいね。Y電気に行ったところ、自転車で来たFさんにばったり。お互い元気そうで・・、にっこり。