服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ビジネスホテルの怪

何かと変なアパートであった。そのうちの一つ。各部屋のドア横の配電盤の蝶番から1mぐらいの輪っかのついたビニール紐が垂れてる。通路を歩く度に手や足にからみそうで用心した。何のための紐なのか?まったく見当がつかない。翌朝、チェックアウトで外に出…

住宅地の商店

アパート宿から勾配のある住宅街を延々と歩く。住宅地の道や家々を見ていくとその土地の構造が見えてくるような気がする。どこにでもあるような普通の庶民の暮らしが見えるが、閉まっている商店もある。とある一軒の「石巻産物屋」が目に留まった。ガラス戸…

日和が丘からの石巻展望

路地から路地をGPSを頼りに30分ぐらい歩くと気仙沼市立女子高校に来た。その隣が”日和が丘”という公園である。あの日人々が避難していた場所でもあり、270度の俯瞰パノラマである。今はただ、惨状のパノラマを見るばかりである。木々の間から黄土と化した…

南浜

「南無阿弥陀仏」をつぶやきながら丘を下った。新しく立て直された墓地を通り南浜地区に降り立った。海面がそのまま陸地になったようなところだ。瓦礫のほとんど片付けられており、道路だけが地図のように走り、街の大きさが伺える。ススキと雑草の黄土の荒…

何のために

小学校の前の通りに家の土台とフローリングが残っており、その上に誰が置いたのか壊れた子供の三輪車が置いてある。宮城ナンバーの軽乗用車がやって来て小学校の前に停まった。車から降りた若者はしばらく小学校と対峙してから写真を撮って戻っていった。今…

ホーボーHobo

リュック背負って、気仙沼駅へ向かう。ショベルカーが働く気仙沼港、まだ雪が残る破壊された商店街を歩く。若い人たちの姿は少なく、高齢者が日常の往来を繰り返している。海抜があがると被害を免れた商店街が長く存在し、にぎやかな街であったことは明らか…

三陸海岸

後ろ髪引かれ石巻へ向かう。気仙沼線が不通で気仙沼線BRS(鉄道バス)にて柳津までで行くことになる。「2時間はかかりますから」と駅員さん。10時50分発。乗車客はボク一人。貸切だ。部分的に線路が舗装道路になっており、そこをバスが高速で走っていく。電…

柳津駅から

終点、気仙沼線の柳津駅で7人の男の乗客がバスを降り、電車を待つが、駅舎にも外にも店はなし。それぞれが持参したパンなどを食べる。僕もリュックに忍ばせていた丸ボーロを小腹に落とした。やってきた電車に乗り込むと、電車は元来た線路を戻って行く。冬枯…

漫画館

14時10分、石巻駅到着。カラフルでポップな駅舎。駅前は、漁港、被災地とは見えないほどの明るさとにぎやかさがある。石ノ森章太郎さんの漫画の等身大のキャラたちが迎えてくれる。駅舎にはサイボーグ009がいて市役所前には仮面ライダーお出迎えである。石ノ…

漫画館とビーナス

中州をさらに海側に歩いていくと、真っ白な自由の女神台座に乗って立っているのだが、無残にも下半身右半分が壊れ支柱がむき出しになっている。不条理な光景に猿の惑星”のラストシーンがよぎる。中州の公園となっていたようだが、自由の女神の左後方に(石ノ…

腹が減っては

寒く、腹も空いた。今日はこれくらいにと街に戻る。食堂らしい食堂もなく、真っ赤々な中華屋が目に飛び込む。左右前後に開く戸をマカロニウエスタンのでジャンゴのようにギギーッと押して入店。おおっ!店内は明るくストーブがガンガンたいてあり、おばさん…

気仙沼から陸前高田

仙台から新幹線(はやて101)にて一関へ。中尊寺へは行かず、大船渡線の「スーパードラゴンに乗り換え、気仙沼へ、そして陸前高田に向かう予定。スーパードラゴン」と言うからにはと期待するが、一両のみの快速ローカル線であった。終点、気仙沼に着いたもの…

陸前高田

陸前高田行きのバスは1時間後であり、時間が惜しくタクシーに乗る。これがよかった。いくつかのトンネルを抜け「ここからが岩手です・・」と運転手さんは語り出す。いろんな意味でこちらの気持ちを察するような気配りと震災を通しての気持ちの変化などを散り…

高田市役所解体

千昌夫さんが建てたというホテルと残す残さないで議論があった市役所が解体中で残るは廃墟の中学校と公営マンション。やがて瓦礫も撤去され更地となるだろう。

一本松の復元

「高田の一本松」への道は工事のため「進入禁止」となっている。しかし運転手さんは進入した。「この間もパトカーに追い出されたんですけどね・・」と車を走らす。松原の海水浴場も跡形もない。それでもそばまでは行けなかった。枯れた一本松を新たに加工し…

気仙沼ブルース

気仙沼に戻るが、そのまま被災地をガイドしてもらう。巨大な船が道路の上にあるなんて、スピルバーグの映画?どころではない。シュールなディペインズマン。しかし、被災地の人たちにとっては残したくない風景でもあるのだ。加工工場地区が全滅しており仕事…

復興支援屋台村

夜、復興支援屋台村へいく。屋台の半分は店を閉めており、客のいない居酒屋に入る。無愛想な男に見えたが、50歳ぐらいのよく喋るマスターであった。気仙沼ならではのサメの心臓、カジキのハーモニカ、酒は男山と別格。そこへ地元の男女の客が。”佐賀の城下ひ…

いわきから福島~仙台

いわきから仙台へ行こうとするが、ちょうどよい便がなく、バスを使う。駅前のバスセンターから福島へ行き、福島からバスを乗り換え仙台へ。いわきを出ると山また山の雪景色。遠くに見えるは磐梯山か。雪道も出てくるが、バスも乗用車もぐんぐん走る。雪が降…

いわき市立美術館

上野から常磐線、スーパひたちでいわきへ。早速、車窓の冬枯れ田んぼを見ながら幕の内弁当を開く。特設の水戸偕楽園駅に停車するが、祭りのにぎわいとは裏腹に、まだ一りんの梅も咲いていない。「ハワイへいって来たよ」「へぇ」「常磐ハワイへね」なんて漫…

杉山

す寒いとおもえば暖かく、花粉がはじまったかとおもうが、花粉杉林に入ってもどうもなく、イイもワルイも交互に来ます。アレルギーというのだろう。杉山は茶色に満開です。田んぼも日ごとに緑の麦畑にに変わっていきます。まずは今日も元気にだね。

上滝泰嗣個展

上滝泰嗣個展(村岡屋ギャラリー 2月12日~17日)200号の大作を正面に、周囲には東欧の風景画が並ぶ。チェコの古い町並みなどが鮮やかな色彩で絵になっている。行ったことないけど美しいところだな。ボクもがんばらなくてはね。

市町村

福岡県の最果て上陽町に行く。イイ天気である。三連石橋の産直販売所の前のテーブルでおじさんたちが楽しそうに弁当をひろげている。川下の日陰では焚き火に当たり弁当を食している人もいる。地区の人たちがなにやら祭りの準備でもしているのだろう。でも一…

季節が見える

お屋敷の庭と通りにモチの木が落葉している。すでに赤い実はヒヨドリが完食し、秋かと思う落ち葉である。しかし、新旧の葉がうまく入れ替わり枯れ木になることはない。人の髪でも皮膚でも知らぬ間に生え変わっている。てなわけで、今日も新しくいこう。Whate…

季節を満喫

昼前、Y(K)ちゃんが「TPP断固反対」とボディーに入った会社の車で来た。「昼飯を食いに行こう」ということになり、Yちゃんの会社が経営するレストランへ。生ビを昼から・・うまい。Yちゃんは仕事中なので呑まない。いい気分でボクは歩いて帰る。本道をはず…

風景と景観

午後、県庁で会議。うまくは言えないが、風景について普段思っていることを喋った。自分流の風景論ではあるが、直ぐに涌井先生が乗ってこられ、議論が深まったと思う。今まで佐賀でもなかなか判ってもらえないだけに、驚いた。

日の浦姫物語

ぽかぽか天気だが、家でがさごそやってた。別大マラソン見ながら先日テレビで見た 作:井上ひさし、演出:蜷川幸雄「日の浦姫物語」(シアターコクーン2012年11月)をおもいだした。むずかしいテーマだが笑え、おもしろかった。 大竹しのぶさん 、藤原竜也さ…

水仙

小春日和である。Tシャツでイイくらい。さて、絵画教室のS山嬢は、庭に咲いた水仙ばかりをもう50点ぐらい描きつづけておられる。昨年は水仙の大作も描かれた。エライよな。こつこつやっていけば、作品は確実に数を増す。ボクもS山さんの庭のザボン、パール柑…

金柑

雨、今日から二月。二月も早かろう。軒下の金柑が実をつけている。しかし食べられる代物ではない。子供のころは買ってまでよく食べた。今もスーパーには並んでいる。ボクみたいな人が買っていくのだろうか。雨は夜まで降り続けた。雨降って・・を繰り返し春…