服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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2011-01-01から1年間の記事一覧

樋口一葉

今朝の佐賀新聞に記憶の風景「師走の大掃除」が大坪製菓のCMとして載ってた。餅つき、窓ふき、障子張り、煙突掃除、畳干し、道路の砂まき、なわとび、馬乗りなどをぎっしり描きこんでる。たのしみにしている人たちがいらっしゃるようで、届いた年賀状にも…

ピクニック

カレンダーが残り少なく、なんとなくせわしい。何処かの島に独りいてもそうなのだろうか?昔のように別段掃除をするわけでもなく、借金取りから逃げ回るでもないのに・・。そんで、墓参りなんか行けば気が晴れるだろうと。天気もよかったしピクニック気分で…

アート・ビート

「吉田類の酒場放浪」が最近やたらとかかっている。それを見てるとついつい呑みたくなる。いつか、品川のその店にいったが、逃げ出したね。愛想なく、まったく楽しい雰囲気じゃなかった。やはり、テレビなんだ。「たけしのアート☆ビート」も見ていると、どれ…

カチカチ

11時かえら高齢の夜回り火の用心。おじさん5人が町内の小路をカチカチ。風はないけど、毎度師走の底冷え。だれひとり、犬猫一匹ともすれちがわない。家の明りもほとんどない。夜のしじまが津々とふけていく。隣の町は拍子木がうるさいと、音なしでまわるそう…

石川県立美術館の裏庭

それで、長居は無用と和倉を逃げるように電車は走った。再び金沢にもどり又バスに乗る。二度目となると、勝手知ったる何とかのように地理も頭に入り、戸棚の奥の路地裏まで難なく探し物を見つけてしまうようである。金沢は広いようでも金沢城を中心に広がっ…

尾上神社

本道をはずれ路地を行くと、偉人会館、室生犀星碑、犀星川、武家屋敷街と庶民の下町が続き、観光客相手の店も多いが、ほとんど休業している。香林坊に出て武蔵が辻のゴールデンカレーでカツカレーをいただく。まだ時間もあると香林坊に引き返し街からも目立…

金沢城

尾上神社を突き抜け、金沢城公園に入るのだが、裏口で急な小路を隠し砦へでも上るがごとしである。復原されたバカでかい前田利家の本丸はじめ、いくつもの城がある。眺めながら急ぎ足でどんどんパスして、兼六園とつながる石川門に出た。よく歩きこれにて心…

21世紀美術館

金沢駅の食堂で和定食(¥500)を食べる。ボリュームもあって美味しいのだ。外人さん二人も定食を平らげ談笑していた。その前に行かねばならないところがある。バスにて兼六園そばの広坂下車。前に兼六園、左に前方に金沢城公園を臨む角にある21世紀美術館で…

子供より自由なピーター

「 押忍!手芸部 と 豊嶋秀樹」「ピーター・マクドナルド: 訪問者 ディスコ」「モニーク・フリードマン展」などが開催中。エキセントリックなファッションの押忍!手芸部の部長がミシンを小脇にレコード盤を縫いながらピックでギターならぬエレキミシンをギ…

和倉温泉

美術館から金沢駅にもどり、特急はくたかで和倉に向かう。昨夜、予定変更で能登の和倉に宿を取った。一時間で和倉である。駅前には温泉地の雰囲気はなく、たんにぽか~んとしたローカル色。宿に電話したらレトロな車が迎えに来てくれた。和倉温泉まで5分。ロ…

金沢

一夜あけての雪景色に感嘆。限りなく白にちかい銀色。ぽこっぽこっと木々に雪の華が咲く。遠くの山をケーブルカーが上って行く。朝食をとり湯沢を後にする。特急はくたか6号に乗る。予定は未定。途中下車もあり。上面は白く、垂直面は黒く、銀世界が続く。そ…

新潟県立近代美術館

初雪に長岡はすっぽりと覆われている。道路は地面から地下水が噴水され人も車も通れる。それもタクシーの運転手さんに言わせると積雪15センチ以上になると効果がないと。信濃川に架かる長い橋を渡ると新潟県立近代美術館である。地図で見るよりは意外に遠か…

へぎそば

美術館で客を降ろしたタクシーに乗る。運転手さんは大喜びで恐縮して、長岡の歴史をガイドしてくれた。長岡駅に戻り越後湯沢へ30分。雪景色はやはり湯沢だ。温泉とスキーにへぎそば。東口の「中野屋」というそば屋に入る。名物・へぎそばをいただく。ほんと…

雪の裏山

駅を中央に街が広々と見える部屋を用意してもらったのだが、その反対側の裏山が見える部屋に替えてもらう。ムクムクポコポコッと膨らんだような山や樹木雪景色が南国者にはたまらない。温泉には興味はないが、露天風呂に一人仰向けになって、闇夜から降り注…

タイムトンネル

東京から上越新幹線Maxときで新潟へ。八王子を過ぎるとのどかな冬の野山へと景色は変わる。しかし、たまげた。タイムスリップしたのかと、疑うほどに。トンネルをぬけると雪国とはよく言ったものだ。

わたしの青空

外からもどったS子さんの、「こんなにイイ天気なのに家にいたの?・・」にうながされ、重い腰をあげた。晴天とまではいかないが、たしかに春のような陽気である。行ったところが、よせばいいのに干潟の漁港。何もないかと思いきや、漁船がぎっしりと停泊し…

今は昔

夕方「ファンタスティックな野郎たち展」の片付けをして、CORO屋(旧 ふくみ屋)にて出席者12名の忘年会。商店街が空洞化するころ、ふくみ屋も閉店を余儀なくされたろう。映画館が多くあった一角の地元では有名な食堂であった。店内はほとんどふくみ屋の…

空気都市

「空気人形」2009年、是枝裕和監督。隅田川沿いの超高層ビルの下に虫食いのように残る地上げ地。時間は川を往くだるま船のように平たくけだるくゆっくりと経過する。都市における、時間間隔のズレを空気人形をとおして綴るセンチメンタル。作る方はよかろう…

KY

寺山修二寺山修司の「田園に死す」には空気女がいて、空気女の唄まであった。「あるいはそうかもしれない。しかしどこまでが現実でどこからが幻想なのか、見定めることがむずかしい。ある種の神話のようでもあるし、巧妙なアレゴリーのようにも読み取れる」…

絵画三場所

クリニックの絵画の時間は、前日の亀田兄弟のボクシング、FNS歌謡番組などを話ながら大笑いであり、金八さん話でまたがやがやと、皆さんたのしい作品ができました。ボクもOさんをサンタクロースにしました。

真崎太仁子個展

真崎太仁子個展(村岡屋ギャラリー)。心象風景、風景、静物などがブルー系からレッド系まで多彩な表現スタイルである。器用なだけに、いろんなことをやりたいのだろう。本命は重いブルーの大作。都市の裏側、断片が文学的に現代に不安として切り取られてい…

M展

山田直行先生と仲間たち「M展」(県立美術館画廊)10人が大小様々の水彩絵画と焼き物陶芸。直行先生は「YOSHI」「雪のマッターホルン」と水彩画。増本ナオタカさんは焼き物オブジェ、抹茶碗と油彩画を出品。高畠輝明さんの水彩画は日本画風に変化して…

ファンタスティックな野郎たち展初日

「ファンタスティックな野郎たち展」初日。過去5回はオーバ夫人の御好意に甘えていたが、今回は出品者で当番をすることになった。自転車でギャラリー久光に向かう。ゆらりゆらりと気持ちがイイ。11時に到着。11時オープン。すでにオーバさんが来ていて、全作…

ファンタスティックな野郎たち展

6時にギャラリー久光に全員集合で「ファンタスティックな野郎たち展」の飾り付けをする。今回、ストリートギャラリーがなかっただけに、ファンタスティックにかけるおもいは一つというところか。17人それぞれが力作1~2点を出品。作品は小粒だが、It is fant…

忘年会も終われば正月かとおもうところ、しかしまだ、26日もある。やりたいことは何でもできる日数である。サガン鳥栖はJ1昇格を決めた。先の渡辺俊美さんも「猪苗代湖ズ」として紅白出場を決めた。猪木か!光と影。このところ外角の恵比寿さんにさい銭が上…

忘年会

早くも忘年会。絵画教室の忘年会。絵画教室終了後、みなさんと上芳町(現、高木町)の料理屋「つる」に集合。民家の小路にひっそりとあるの旧置き屋?のお屋敷。かつては花柳界としてにぎわった町で、三味線の音が聞こえてきたものだが、今では、その面影さ…

集荷と配達

小雨降る曇天の街。Gイバの入口に車を停める。細い小路だが、両方向通行。イバ社長が玄関を掃除していた。戻ってきた日韓展の自作品を車窓越しに受け取る。社長、床屋に行ってこざっぱりとダンディである。S氏の作品も預かる。途中ピザ屋の前に車を停めて…

穴場

大川の地図を見ていたら、「大川公園」とあった。聞いたことも見たこともない。通りすがりに指示板を見たこともない。ひらめきといのだろうか、行ってみることにした。街中だが狭い通りゆえに目立たないが、道を挟んで朱塗りの風浪宮がある。この神社は有名…

石炭産業科学館

有明産み沿岸道路を通ってまた、大牟田に来た。今日はイオンの前にある石炭産業科学館に入る。イオンのそばとはいえ、人の気配が無いさびしいところである。三池炭鉱資産、遺産群を「世界遺産へ」との運動もなされているようだが、三池炭鉱のテーマパークや…

火野正平さん

「人生下り坂最高!」と言いながら火野正平さんは自転車を走らせる。阿蘇の大観峰から自転車で下りながら、そんなこと言ってる場合じゃないとムンクになって、南阿蘇の久木野で裏五岳を臨む。全国を回り、ご当地佐賀はもうすでに通り過ぎてしまった。62歳。…