服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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2013-05-12から1日間の記事一覧

美の饗演 マチス

大阪駅前のホテルからぶらぶら歩いて20分。超高層ビルが並ぶウォーターフロントの中之島の国立国際美術館がある。こんな近くにあるとは知らなかった。

ブランクーシ

イイ美術館じゃないか。関西コレクションズ・「美の饗演」セザンヌからマチス、ピカソ、ウォーホル、バスキアまで、すべてが網羅されているわけじゃないが(自分が)通ってきた時代が手に取るように判る。他では見ていない作品だけに見ごたえ十分。

ピカソ

美術館には美術館なりの特色、個性があるもので、この美術館のよさはぎすぎすしていないところである。指定の鉛筆を借りてメモを取っている風に、また観客のじゃまにならないように作品などをスケッチしていても、観客も美術館スタッフも避けて通ってくれる…

ステラ

ある東京の美術館では観客の邪魔になるよしと促されたことがある。監視員といっても専門職。ただ座っていればイイというのとは違う。美術館ならびに作品についての勉強はある程度なされているよう。いつなんどき観客が「?}を質問するかわからない。専門的…

マーク・ロスコー

彼女らは最早、美術館の顔といっても過言でない。美術館の考え方、姿勢、方向性の現われにもなる。写真撮影OKの美術館も増えたは来たけどまだまだ。イイ感じの国立国際美術館と言えども作品も館内撮影も禁止というのもどこかおかしい。

高松次郎

他の階では「ピカソの版画と陶芸」「塩見充子とフルクサス」「具体美術」なども充実した田。見やすく、描きやすく、いい雰囲気が全体に作ってあり、新たに見つけたイイ美術館にはちがいない。