☆雨の中、桜が散るかもしれないと、ある山の山門へと行く。山門下の駐車場に移動販売のトラックがいてご近所の女性三人が食材を調達している。買い物客もトラックも去り、雨の中に山門がずしんと現れる。桜はまだ五分咲きだ。土砂降りになり山門の屋根から雨が流れ落ちる。まるでクロサワさんの羅生門。左右の格子戸の中には仁王像が立っている。外から見えないのが残念。カメラが屋根から下方へと移動すると雨宿りする人影が、というところまで次回は描いてはみたい。☆朝の有明海。干潟へと潮が押し寄せ満ちている。休息する渡り鳥さんたちは潮が引こうが満ちようがあわてない。天敵もいない。☆夕暮れの有明海。陽が多良岳に下りていく。風、雲に夕日色が180度の放物線を描く。海外で有明海でも夕日は鮮烈に夕日である。
<三点ともサイズSM>