服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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吉野ヶ里町に夢のモニュメント展

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何とか腰が立った。立とうおもう気持ちが肝心のようだ。 吉野ヶ里町のGアートエルにいく。 舟一朝さんの「吉野ヶ里町に夢のモニュメント展」 舟さんの20年の集大成と言う風にも見えるけど、ほんの一部。 美術館など室内の空間アートは同時に戸外、自然、環境アートへと思想を変えていくが、それは本来在る姿とリンクしていたことでもある。 普段は展示壁面として閉じられている大きな2つの窓が開かれ、照明は自然光のみと言う試みがなされていた。 Open the window from the windowha は荒川修作らに見られたように60年代後半のキーワードでもあった。 窓と言うものは枠ではあるが、内と外をつなぐイメージの形象化である。 作家の表現と場所をつなぐには、公の場所の獲得は、クリストが表現の一部として辛抱強く行政と交渉していくように、膨大な知恵と労力が費やされるものである。 舟さんも当地のおいて、その大変さと理解の薄さを実感されておられるようだ。 時間が足らないと言うところであろ。かといって、恣意的に焦燥されているとは、おもわないが、理解度の低さが問題であろう。 今回は兎に角こんなオブゼを実寸で吉野ヶ里に置いてみたい、造りたいと言うのが本音の個展であろう。 赤い針金のタワー・数百分の一の模型も展示されているのである。 それへ向けて実現は舟さんは元より地域の人たちの(アートへの)理解と支援にかかっている。