服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ツクツク法師

S子さんは佐賀商業が優勝したとき、その後2か月ぐらいほとんど毎日決勝戦のビデオを見ていた。それが母校とあれば、外がよろこぶほどに同じにならない。それはボクとて、同じ。ましてや奇跡の現場にいただけに、もうそれだけで十分すぎる。刺身を前にプシッと缶ビールを開け、何とはなしに録画のスイッチを入れる。帝京戦が終わると、広陵戦を見る。やがては薄れていくけれど、この充実した感覚はなんなのだろう。皆でよろこぶよりは一人静かにだ。それを成し遂げた北高諸君もこれから先は長い長い道のり。負けた方にも新たにそれ以上のドラマがはじまる。限りある人生だから、瞬間、瞬間の事象に負うところ大なのだろう。