服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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パンツ

定ばちゃんはデイケアから帰ってくるなり、お菓子をぽりぽり、カリカリ食べ始める。ご飯替わりにしてるんじゃなかろうかとおもうぐらい。昔から老人はセンペイやあめを缶や壺に隠しもっていて、こっそりと甘味をたのしんでいたものだ。食べるだけ食べればいい。「おしっこがしたい」というが、S子さんはいないし、困った。手押し車につかまらせトイレまでよちよちよち。トイレの扉はボクがすでに取り払っているから、丸見え。パンツを下して便座に座らす。見たらいかんもの見てしもうた。 10月のあの頃、リュック背負ってスウェーデンを歩いてた。日本に舞い戻り数十年。婆さまのパンツ脱がしてる君。暦を還すならば、もう一度青春からはじめようかな・・。旅は青春。あの世への旅というべからず。