服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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日田、小国

東に向かうのはいいが、右へ曲がるか、左へ折れるか、という選択がある。何も閃かなかったら、ひたすらまっすぐ前へ前へと進む。心に変動あり、コース変更、小郡で右に折れ、再び左に折れ東に向かう。周りすべてが田んぼである。刈り取られた土壌向きだしの田んぼである。広い、広い。狭い日本というけれど、日ごとに広いとおもっているようだ。筑後川にぶっつかり、土手上を行く。左手に甘木のビニールハウス群が見渡す田んぼを覆うっている。ぬけるような空の下、家もない広い広い大地は、日本人の食糧、エネルギーの素。風景としてもいつまでも、そのままであればイイのである。少々高くても信頼できる日本の大地で生産されたものを食べよう。できれば、ヒマな人は自給自足で忙しく日々を費やせばイイことでもある。人間、ヒマな時は、金と遊ぶことしか考えない節がある。未来の見えるリーダーがいて、タヌキにもカエルにもやさしい、イイ政治を願うのだが・・。道の駅はどこも人と車であふれている。郊外のショッピングモールもにぎわっていることだろうが、衰退していく町の数の多さ。このごちゃごちゃの現状を憂えるマニエリスムと見るか、ルネッサンスの兆しと見るか、嘆くだけは(僕ら)高齢者にとどめておこう。何であろうと、子供、若者は広く広く生きていく。人生が目に見えぬ(平和な)戦場であることには変わりない。杷木で柿を2箱買う。とにかく安い。生産者はこれで採算がとれるのだろうか・・とさえ。柿食う世代も減ったよ。日田から阿蘇に折れ、小国へ。小国の高台の食堂で焼肉定食。ぐるりと山に囲まれた盆地に人工数万の家々がぎっしり方を寄せ合っている。人の心もそうでなくてはならないはず・・。坂本善三美術館の前まで来る。「アジアの空間展」。ここではあえて見るのを止め、矢部、黒木町、八女の山越えルートを選ぶが、またまちがって日田にでてしまった。遠うまわりになったけど、佐賀へ引き返す。「ファンタスティックな野郎たち展」の最終日。搬出、片付けに間に合うかどうか。浮羽、田主丸、久留米そして、ぎゃらりー久光に撤去時間5時30分の2分前に到着。