にじむ街の灯を

午後、博多から新幹線で大阪に来た。 ♪大阪は今日も活気に溢れ　またどこからか人が来る振り返ると　そこは灰色の町♪も ♪お・おさかの海は　かなしい色やねん♪も浮かんでこなかった。難波の商店街を人ごみにもまれ流れた。たこ焼き屋にはどこも行列。回転すし屋の隣の大衆すし屋に入った。ビール呑んですごく安かったのには驚き。吉本新喜劇の「花月」があったので、入った。テレビでは子供のころから好きで、今もよく見るのだが、生舞台を見ることがあるなど夢にも思わなかった偶然。そこそこにに受けたよしお・のりお、阪神巨人に続いてメインの吉本新喜劇がはじまる。テレビで見るのと同じ役者さんたちが例のキャラギャグを連発。隣席の大阪のおばちゃんはハンカチでしきりに、目頭を押さえている。笑の中のじんーとくる人情も隠し味だ。おばちゃんは泣きたくなる度にがらっと逆に笑いに転じられるので、なきモードで笑いなき。パチパチパンチの島木譲二さんや汚い臭いの浅香あき恵さんは存在感があるね。花月を出たところで「梅田のリッツカールトのン地下の居酒屋で飲んでるから」と電話がはいった。迷いながらも辿りついて、お嬢さん方とのしばしの小宴。