夕方、伊賀屋の農道にいた。珍しく今日は360度に山が見える。東は阿蘇の外輪山で、南は雲仙岳であろう。北は地元の山がすぐそばに迫る。西はまばゆい逆光の景色。西から侵入し工事現場に駐車したため自動的に東の景色を見ることになる。立ったところ、座ったところどこでもイイのである。車中からは、後方以外の3方は見える。好み、差異をなくせばすべて描きたい景色になる。場所を選ばぬというところが新鮮にもなれる。写真を見て家でも描けるし、想像だけでも描けるが、風邪や光を身体に感じられるのがイイところである。基本的には岩や草の上で自然の一部のようにあるべきだが、気象条件でそうも言ってられないこともある。ジョギングにしても自然や風景を楽しむものであろうとおもう。ケイタイが鳴ったので出ると、Ｋくんが母校のファイアーストームの実況をはじめるのであった。背後からウオオーとか歓声が聞こえてくる。みんな裸で陽によう焼けとるね・・。Ｙくんは青春時代をふつふつと見ている。忘れモノがまだ気になるのだろう。工事現場に電信柱の影がながぁーく伸びる。ストームの歓声を背に東方を見る。
