服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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喜寿のLED

イメージ 1お寺の新年会であった。
本堂で簡単な法要が行われる。
和尚さんの読経が寒気に澄み、ご婦人方の御詠歌は観音となる。
いつものことではあるが、自分はなくなり、祭壇の先の宇宙を感じ、心おだやかになる。真言密教であろう。
別室で宴が開かれるが、男性5人の総勢18人のつつましやかな集い。
お酒をいただく人は隣席の総代のKさんだけであった。
イメージ 1Kさんは電気設備工事屋さんで、仕事は息子さんに譲り、今年喜寿とのことで、LED照明の話になると、
人が変ったように饒舌になられた。
一生現役でいたいと、次時代のLEDの研究実験をやっておられ、県立図書館でLEDの専門書を読みあさり、家では机の上でのテストに余念がなく、一日が過ぎていくとおっしゃる。
人は見かけだけでは判らないものだとつくづく思う。
LED照明は、従来の照明より消費電力が少なく、また大変寿命が長いことが大きな特徴であり、
また水銀や鉛などの有害物質を含まないことから、環境にやさしい新たな光源として注目を集めているが、設備費が高かったり、効率面では経済的にも一概にイイことばかりではないそうである。
スーパーから先々の依頼を受けてらっしゃるのだが、単に電気代は安くなるものの、諸状況による問題がいろいろとあり、実施に向けては研究していくしかない未知の照明器具とのこと。
新年早々元気な話が聞けた。