服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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池田学くん

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イメージ 2夜、BS3のクイズ番組「迷宮美術館」を見る。
普段から好きな番組だが、今回は佐賀北高芸術コース出身の池田学くんが登場するとあって、たのしみに待ってた。
ペンとインクで一年以上をかけて大作を仕上げる池田くんは、ひょうひょうとしていつものようににこにこしていた。
ここまでやるアーティストは後にも先にも彼しかいないだろう。
池田くんの恩師である金子剛先生を通じて、ボクも何度か接触したことあるけど、悪びれず、ひょうひょうとして気さくな青年である。
テレビでも制作の実演を見せてたけど、実際のところは奥さんぐらいしか知らないだろう。
大受験の時、学くんが煙管服の背に「佐賀北高」と書いて受験した、とういう話は知る人は知ってるけど。
佐賀北高」を背負い、3年間教えてくれた金子先生を大明神として臨んだのだろう。それを聞いたとき、彼はすでに表現をしているとおもった。
カラーインクを並べ、一本のGペンでいきなり描いてく。
たったこれだけのことです。なんの大げさなこともありません、と種明かしのように見せるあたりも、上手い。すでに日常を表現として生きているようで、感心させられる。
一日8時間描いても、10センチ四方しかできない言う。
どんなことでも、どんな条件であろうとやることだけはきまっているのである。
とにかく道は困難、あっという間でもある。
きっと世界へも羽ばたいてくれるだろう。