服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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Uくん

昼ごはんを例のちゃんぽん屋さんで。Hさんは佐賀へ来ると必ずH店のちゃんぽんを食べる。毎日でも食べたいと、昨日も来たという。
満杯の駐車場にやっと車を入れ、店内に入ると見知らぬおっちゃんが「よーっ」と手をあげてほほえむ。近ずいて判った。以前よりふっくらとなったUくんが奥さんと座っていた。
数年ぶりである。青春をどろどろ果敢に謳歌した友である。
Uくんは20代でボクらのたまり場であった喫茶店をたたみ、熊本に移り住んだ。
現在はまじめに、辛抱強く施設の園長、大学講師である。姉さんは前熊本県知事。
東京時代を通しても彼から学ぶことは多かった。左翼系の文学青年であった。昨夜もスナックで会った別々の二人とUくんの話をしていたところだった。サンタナに会わせドラムをたたく元アブラクサスのK君、そして高校生のころから友人の酒屋に入り浸っていたというお医者さん。
ちゃんぽんを食べながら、当時と何も変わらないボクラの会話は弾んだ。
還暦を過ぎ次の夢へと動き出している。東京時代の糞にまみれたデカダンスの下宿屋の夢の続きはどこまでも・・。