服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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金環日食2012オデッセイ

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7時20分ごろ種子島の上空6600mで金環日食を見た。
フィルターを通してだが、機上から見るオレンジのリングはかけがえのないやはり神秘であった。
この日を楽しみに待っていた。
小学生の時運動場でロウソクのすすを付けたガラス片をかざして空を見上げていた。
小型機はゆらっゆっらっと雲を抜け晴天の雲海に出た。
気圧でプロペラのエンジン音も遠のいていく。
Uボートにでも乗っているようなジュラルミン一枚の臨場感である。
機上からでも太陽は見上げなければならない。
首がしんどい。
リングが出来ておよそ3分、長くも短くもある時空間。
これほどに完璧なものを天空間で体感するなどありえない事実だ。
2012 Odysseyとでも言おうか。
船内は特別に感嘆の声が上がる訳でもないが、津々と刻々と脈打つよろこびの顔で満ち溢れていた。
機を降りて、大任をやり終えたよろこびの機長さん、Cアテンダントさんとも握手。
天文学のH先生は「黄金の一日」と、かく語りき。
すべての生命と宇宙にありがとう。