THE GREY 凍える太陽
今日は天気がイイ。
雨だった性か状態は昨日とあまりかわらないが、
青空の下の桜は一段ときれいである。
桜の薄ピンクというか白さが引き立つ。
「THE GREY 凍える太陽」ジョー・カーナハン監督 2012年。
屈強そうな狼狩人が銃口を自分の口にあてがい死のうとしているシーンがあって、面白そうだと見ていたらとことん見ることになってしまった。
旅客機が雪山に墜落し、生存者7人の決死の生還サバイバルがはじまるのであった。そこは狼の生息領域であった。
前進か死か、大自然酷寒の雪山、凶暴な人間ハンターの狼、7人の生存労働者。
”暴走機関車”の狂気性や"葉隠”的な哲学めいたところがあるかとおもえば、ただ女性が恋しいだけだったり、生き残るというだけでなく、自然のすごさ、精神の分裂に見える侠気と解放などと漠然と人間が持っている”生きる”感覚へと進入するのである。
映像が美しくカット割りが上手いと思っていたら、マサノブ・タカヤナギ(高魂軣)という日本人カメラマンであった。