山口亮一の世界をみる

プレ古湯映画祭のお次は、解体工事中の清和高校そばの山口亮一 旧宅 へ行く。
「山口亮一の世界をみる　油彩の魅力」を見る。
新たに見付かった（旧制佐賀高等学校・二代目校長森岡喜三郎）肖像画をはじめ十数点が飾られている。
楠をよく描かれているが、今回も2点があるが、描かれた年代が違い、
シュールな楠と無我の楠となっている。
いろんな表現ができる作者ではあるが、その時々の心境が作品に反映するようである。無欲に遊ぶ無我の楠である。
座敷から見える庭も素敵。作品の途中途中にもスタッフの茶花がさりげなく飾ってある。
純和風の空間に油絵がある。
というよりは、当時の人々は和風空間で西洋絵画を想い身近に引き込もうと学んだのである。