服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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もう一つの「磁場発生中」

2016磁場展終わる
終わってしまえば早い。
後一週間、一月でもやりたかった。
片付けは早い。
つなぎ合わしたダンボールをバラす。壁面が何も展示されない元の状態に戻っていく。その微妙なさびしさも表現の内。
西村さんの作品においては、作品の素材(和紙)は残るが、あの美しくダイナミック作品はその場限りで消滅する。
十人中、特異な思想である。正しく"時"は在るようで、消滅しては生まれるという瞬間、瞬間の連続性である。
MRIの検査を受けたのだが、待たされるMRIの部屋の赤い電光文字が「磁場発生中」となっている。
磁場展のおりによく「磁場」とななんですか?と聞かれることがある。
これもその具体的な一例であろう。ビルの解体工事か戦争映画銃撃戦であった。