服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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トイレの窓から世界を覗く

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ga-ga-と朝からカラスがうるさい。
このところ毎日のことである。縄張りを主張しているのか、恋の会話なのか。
カラス群団とは違い、2組のカップルのようである。電柱、イチョウの木、お屋敷の屋根はもちろん、制空権を主張しているように見える。
その他、大中小の小鳥渡り鳥も出没するだけに、鳥の世界も存続をかけた食物争いが起っているのかもしれない。
子供のころも確かにカラスはいたけど。不吉な存在のやっかいものでしかなかった。
二階のトイレの窓から見ているだけでも世の中の世界の縮図が見えるようだ。
佐賀劇場の尖塔が見えたところに今は大きく伸びた銀杏。お屋敷の屋根を隠すほどにもちの木も大きくなった。60年もの時間が季節と共に通り過ぎて行った。
二本のもちの木にびっしり生った赤い実にどの鳥もまだ口を付けない。
銀杏の木も今日はすっかり葉を落とし、逆さにした箒のようだ。これからもどんな時間が通り過ぎていくのだろう。またがぁーがぁーとカラスのカップルが。