昨年は出生地を訪ねた。
今年はついに念願の白南準(ペグゥナンジュン)美術館にたどり着いた。
青春時代より今も尚彼の思想は脈々と流れ出る。イイ場所に最高の美術館。
感無量の底に一種の答を見るようであった。今日の全てのアートに今世紀最強の思想家・白(パイク)の啓示を見ないものはない。
昨日、グローバル展会長の白(ペグゥ)先生に「明日、ペグゥナムジュンを見に行くよ」と言ったら「彼はボクの親戚だよ」と笑いながら白さんが云うのは、冗談で、以前、新聞に彼のことを書いたらしい。それを周りで聞いていた人たちは、ポカーン?地元の最強の思想家を知らずしてアートに携わっている人たちが多いのである。迷走する韓国美術の現状を見る思いであった。
気づくと、心臓部に入っているような、
美術館そのものが、当然ナムジュンパイクであった。
内部より入口を見る
階段に陽光がつくる光と影
キーベルト
大きな円のくぼみそう
ゴーグルを装着して時空変動映像を見るところ
音響映像をつくる機材そのものがアートでもある。
A・ウォーホルに通じる反復のパターン
モニターとスピーカー、アンプを運ぶ仏陀と象
ナムジュンパイク美術館
美術館入口
外界と内部をつなぐ大ガラス
フロアーに山積みされたビッグサイズのペットボトル
海の漂流物