服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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麦畑の向こう

<麦畑の向こうに>
完璧という概念は時間という枠の中での出来事のようである。言ってしまえば全てがそうなんであるが、ふと思うことは思考を元気づかせる通路みたいなものだ。田んぼの麦も雪が降ろうと雨が降ろうと確実に伸びている。もう土の部分が完全に見えなくなった。何もないところに突然現れた白い電車は一瞬のうちに表れ、消えていく。☆美術館でばったりと10年ぶりぐらいに元広告代理店のK氏と会った。K氏は「今は街づくりに関係した仕事をしている」と言い、かつてはイベントをやって入場者の数字に一喜一憂していた。次の日にはそこに誰もいないと・・。山があり田んぼがあり川がありそこで暮らす人々の街がある。餌をまくだけではその場限りである。街という風景は人があって、初めて街なのである。ボクが思うことは彼の考えでもあり、笑われようが、一人であろうと諦めないでねと別れた。 この麦畑の風景を見ているだけでも問題も答えも見えては来るが、世の風潮はそうじゃない。一人でもやるしかない。