服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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電車の窓から

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電車で博多へいく。 沿線の田んぼでは稲刈りの真っ最中。 電車から見ると、よく徘徊している一帯も違って目に映る。 なるほど、場所(トポス)はありとあらゆるところから見るようにできている。だから飽きないのである。飽きたときは角度や時間を変えて見ればいいのだ。 実技デッサンでは受験生にすっぱくなるほどくり返していることなのだけど。 実際には現実には確実なものはない。なのに確実を欲しがる。 列車の窓からタダ風景を見ていればイイじゃないか。 しかし、考えてみて、子供のころから一回たりともそんなことあったかな。 漠然と見る、その気で見る。この二つの間にどんな距離があると言うのだ。 K高氏を同乗してドライブしていたときのこと、K高氏は通過した町や村、風景からくさんの情報をインプットしているのであった。 ボクとしての絵画空間的自動検索頭脳も太刀打ちできなかった。職業柄とは言え、改めて驚かされたのであった。 新聞、テレビ、週刊誌等、与えられる情報はいっしょでも、選別、選択する情報処理は人様々。進入口、経路によって普遍である。 その多くは感性でかたづけられるも、コンピューターがおもちゃか、よく言ってツール止まりとなる由縁。