服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

シネマの灯

イメージ 1
佐賀の街からラストの映画館・老舗の佐賀セントラル会館が完全に閉館する。その前身は中学、高校時代のボクに夢と憧れ、華々しい西欧文化の洗礼をまざまざとしてくれた「有楽」である。かつてはATG、チネチッタの活動の場でもあった。次々と郊外に誕生するシネコン河に飲み込まれても、希望はそれでも映画は消えることはないと言うことだ。12月3日(日)その終焉に同窓生・古田求脚本の「バルトの楽園」が上映される。古田君のトークショーもあると言うが、残念ながらいけない。高校時代、有楽で「素晴らしき飛行機野郎」を見た古田君も休み時間、その面白さをジェスチャーを交じりに語っていた。「有楽」の最後を飾るには氏のドイツ兵捕虜との第9はよろこびの詩となろう。色気も憧れも、背伸びも、コンプレックスも、未知なる西欧文化の窓口だったセントラル会館さんもありがとう。場内もそこで見た映画の数々もボクのまぶたの中にある