服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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唐招提寺

  TBS「BS-i」の「唐招提寺 平成宮大工の挑戦」は興味ひかれた。 子供のころから大工さんには憧れていたし、宮大工の世界はそれこそ奧が深そう。 昭和の名棟梁・西岡常一法隆寺の大修理や、薬師寺金堂復興なども見たが、そのお弟子さんたちが、その後を引き継いでいるのだ。 人類が宇宙へ飛びたつ時代に、柱一本からはじまった金堂の組み立て。2万点というきの遠くなるような部材をくみ上げていく。 1200年前の唐招提寺も科学をもってしても組みものの謎は解けない。 4僂里燭錣澆箸△修咾何故ひつようなのか、伝えられなかった口伝の技術が垣間見られる。 1200年前の大工たちの飽くなき探求が夢とロマンとなって今を語るようだ。 幸田露伴の「五重塔」の金銭には無欲な一途な宮大工の姿と重なる。 古代建築は現代建築の入る余地がないほどに謎だれけ。