服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ヒバリ

地元S新聞を見る。表紙のヒバリの写真がが目にとびこんできた。3羽のヒバリが麦畑の若葉の間に着陸している。嫁取り合戦して巣作りにはいるのだろうか。ヒバリとはタイムリーな写真である。K南さんの写真である。同社のK山さんが以前「タイムリーなインパクトのある絵を撮るよう心がけてる」とおっしゃってた。ボクにとっては正しくそんな写真だ。辛抱と足で捉えた一枚におもえる。天空でさえずるヒバリの姿は見えず、それでも捕まえようと麦畑に巣を捜した少年の日。麦刈りの後の田に空き巣を見付けるだけでも胸は高鳴った。声は聞こえど姿は見えぬ。ヒバリはふしぎな鳥だったな。大人になって、ボクもヒバリを見付けられるようになったし、よく目にした。ヒバリが麦畑に下りた地点から少年時代よろしく、後を追ったこともある。もちろん見付かる分けない。昨年、麦刈りが終わった初夏、空港南の路上に群れ遊ぶ若いヒバリの一群を見た。ボクにとっては信じられない光景だった。


同窓生でもある「冨豚ラーメン」のF野さんはカワセミ専門の撮影家であった。メダカを入れたプラスチックの容器を川底に沈め、カワセミが水中のメダカ目がけてダイビングする一瞬を撮っていたのである。その苦労と労力は趣味の範疇を越えており、苦労話や失敗談もまたとない興津々もの。最近は稼業が忙しく、また、ふんばりが効かなくなり遠ざかっているとか。楽なものはない。なんの苦労もなかったかのように見てもらう時、表現は完結すると言った方がgood job だ。こけおどし、執念の押し売りはつらい。アニメがアートであったって、何がワルイ!前田ビバリはいるが、美空ひばりはもういない。(訳がわからん)