服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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デヴィット・リンチ監督の「ストレイトストーリー」が、またあってた。ストレート爺さんが小さな農業用トラクターで10年間会ってない兄のところへのろのろと、数ヶ月かけていく旅のお話。ヒッチハイクの女の娘が聴く。「歳とっていいことあった?」「なんもない、目はかすみ、耳は遠くなるだけ・・」「殯(もがり)の森」もそうだが、人間、歳をとろうが、痴呆になろうが、そう”したい”ものはしたい。暗いトンネルを抜けるように見えぬ力で動かされることもあるだろう。その先にあるのは、つらくてもうれしくても光だ。イイ映画って光へ向かっていくようだ。