連休中休んでいた仕事場の片付けをやりはじめる。撮影に時間がかかる。枠から外しロールにした作品も多く、まだまだでてくる。次々に売れていけばイイのだが・・。フリーマーケットに並べるか。いっそ美術館に並べるか。金が貯まる人ってこうなんだろうな。遣っても遣っても増えていく。「マルサの女」で山崎努、演ずる脱税男・権藤が言う。「○○さん、水が入ったコップがここにある。あなた方は喉が渇いたといって、この水を飲んでしまうでしょう。それが、ダメなんだね。コップの水が溢れ、垂れてくる、その雫をなめるんですよ、コップの水はそのまま残る」と言ったところで、マルサが寄りかかった本棚がギッギーと開き、隠し部屋が現れるのであった。山崎努の金の亡者ぶりに「なるほど」とついおもわされる。絵かきとしては、みなさんに応援、購入していただいて、感謝こそあれ、おこぼれをいただいているなどとおもってもいけないのであります。自分で美術館造るにもお金がいる。後先考えないで野となれ山となれが、この道の本線。しかし、困るのは後の人たち。いやいや、そんなことおもうより、兎に角にスペース造って、描きまくることだな。仕事場がよろこぶぞ。
