服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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フェーンチャン ぼくの恋人

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「フェーンチャン ぼくの恋人」2003年 タイ映画を家で見た。バンコクで働く青年、ジヤップのもとに届いた結婚式の招待状。それは十数年間会うことのなかった幼なじみの女の子ノイナーからのものだった。子供のころのいたずらや遊びを6人の監督がみずみずしくもおかしく描いている。少年時代はいずこもおなじで、なつかしくも描いてはみたくなるものようだが、邦画にもあるけどきれいすぎたりうそっぽくて、ちがうんだよな。「3丁目の夕日」にしても、「東京タワー」でも。小津安二郎の「長屋紳士録」なんておもしろい。日本の少年映画もあの時代以後ぱったり・・。まだ、台湾の「童年往時」やS・キングの「スタンドバイミー」がボクには近い。この「フェーンチャン ぼくの恋人」も時代は新しいがワルガキ度がよくでている。ラスト、青年になったジヤップかノイナーの結婚式にいくのだが、ウエディングベールの中にあった顔は少女時代のノイナーであった。少年時代バンザイバンザイ。現実はその後のおまけに過ぎんというところだろうか・・。