服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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武藤辰平資料展・・まなざし

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旧山口亮一宅に「武藤辰平資料展」を見にいく。タイトルは絵画と資料展にすればよかったとおもう。武藤辰平さんは佐賀市材木町に明治27年生まれ、東京美術学校そして、パリに5年遊学されたボクと同町の画家である。 1965年、71歳で亡くなられた。子供のころより同町であるだけに氏の存在は存じ上げる。うちの姉は毎日のようにそこの友達の家へ遊びにいってた。会場には御子女がいらして、その話となる。一時間ぐらいびっしりと虫眼鏡で古「いアルバム、手紙らを見せてもらい時の経つのもわすれっていた。2002年の武藤辰平の世界展」(佐賀市立図書館)ではトークショウにも出さしてもらったが、また改めてその時代を知り、今の自分に無縁でなく、やわらかく影響を受けていると氏の存在が大きく感じられた。この企画を立てたのもボランティアのTさんら女性によるものと知り、さらによかった。Tさんも美大出だが、今は絵を描かれておらず、この仕事が楽しそうである。そのつどその時の限られた資料を資料としてまとめていくことが、後々の研究者なり、鑑賞者の強い味方となり、存在を消さないことにつながるとおもう。美術館、画廊などで見るのに慣れてると、畳の座敷で座ったまま資料に触れ、めくれるってことは、超美術館である。ぽかっと降ってきたような一時でした。サンキューーーイエッ