服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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コロンコロンコテンコテン2

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大串さんの2m×3.2mの大作を中心に大作が展示されており、街の画廊でもよかったろうに・・、二人が峠の心ある画廊主とその場所を選択したというのも決断であり、挑戦であったろう。むき出しの鉄骨、周辺に散在する人工物体らに埋もらされることなく、作品は絵画として存在していた。西村さんはアーティストの父親の道(心象をコンセプト化した平面のコンテンポラリー)をたどるとような作風であるが、本人としてはそんなつもりは全くならしい。その中で有明海の干潟に落ちる夕焼けをプリズムの光のように捉えてた風景画が異色に目を引いた。ややもすると不安定に陥る色彩を暗い干潟にうまく溶け込ましており、佳作である。この一点で作者の資質のよさがうかがえる。ぶちかませばイイ。花、草、木を着実に描写し装飾化しようとする大串さんもこれからどこへいくのか、どこを突き破るのかと・・たのしみに二人にエールを送った。描くということ・・、覚悟をきめ、足場が判っていれば、それほどに描くということから乖離することはないとおもわれる。コテンパーに言うことは何もなかった。