服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

焼き鳥屋が部室に

イメージ 1
夜、吉田進一先生を囲む会が進一先生ご希望の「やきとり武蔵」である。しかし、残念なことに吉田先生は都合により出席されなかった。参加者22人。吉田先生在任中の一回生から18回生までの北高美術OB,OGで小部屋はぎっしり。先輩後輩の垣根なく、ここまで来れば皆一様におじさんであります。女性は不思議とお姉さんのまんま??。丁々発止と口角泡を飛ばして噴飯ものにて芋洗い海岸がぐつぐつと煮える鍋の中になって、あの日の部室へと突入していった。思い出から未来へと話は尽きない。「吉田先生から何を習ったのかよう判らん」「先生の絵はあのころのままじゃ・・」「このままじゃいかん、オレも個展します」「「テニス部顧問してるけど・・、美術に戻りたい」「あんまり描いてないので、しかられそうで来るのがこわかった」「わたしたち描いてはいないんですけど・・」とボランティア、NPOなど次の人生にはつらつなお姉さま方。バックボーンは10代に触れたお絵かき、アートである。限りなく自由にやらしてもらった。絵を描くたのしさを教わった現場である。夢多きおやじたちの根幹をなす。むずかしいことは何もいらぬ。ただひたすら揺るぎないアートへの集中力と言えよう。吉田先生のスタイル・人生そのもののようにもおもわれる。「もう焼くモノなくなりました・・」と、閉店までの5時間。帰りたくない部室を後にして、上手へとのれん抜ければ街の灯りは深いしじまへと移っていてた。犬の遠吠えも、タクシーも通らない。世の中寝てる。それでも、もう一軒と・・ネオン探して・・ととっ・・と。