服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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P・マッカートニー&ザ・フー

BSでロンドンのラウンドハウスで収録された2007年のP・マッカートニーのライブと2006年のザ・フーのライブを見る。ポールは声が少ししゃがれたが、ヒット曲を歌いっぱなしの元気であった。J・レノンとの共作曲だが、改めて、ジョンは稀なる創造者であったと感じ入る。どれもジョンの無邪気な感性がほとばしってる。フーも衰えないね。p・タウンゼント顕在。ギターをぶち壊しこそしなかったが、とび跳ねたり、大股でふんばり腕をぐるぐる回してのギター奏法は視覚的にも引きこまれる。照明、美術では圧倒的にアートせいに置いてポールに勝っていた。というよりP・タウンゼントが前衛アーティストであるのだろう。オプティカルなC.Gが背景の3つのスクリーンに映し出されるのだが、「手で描くというこたは・・」と、考えさせられたよ。音楽も総合芸術なのだ。努力に勝るもの・・というが、感性にも勝るものなし。既成の方法に習っていたのでは、感性は消滅に近ずくのではと、ジョンの破天荒な音感とピートの全身楽器のようなパフォーマンスに触れ思った。どちらも、ビデオカメラは見当たらなかったけど、カメラやケイタイでの写真、動画が自由のようだ。撮影する観客も少なく。たのしみで撮り、配信することは、いろんな角度からも情報が記録されるということに繋がるだろうし、もう海外は次の段階に入っているのだ。今更、動画やで録音もないのだろう。多くの観客は両手両足全身でたのしんでいる。コンサートでの諸々の規制禁止はクラシックぐらいにしといて欲しい。美術館などとっくに写真も動画もOKなのだから。著作権と情報とを混同したりあるいは商売と考えるのも時代遅れとしなきゃ。規制を破ることこそアートである。