服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

カエデの一葉

イメージ 1

イメージ 2今日は再びどんよりであり、雨である。
抗うこともないのだが、時間だけは人の心もおかまいなし。
スケッチブックからひらりと落ち葉が・・。
小ぶりのカナディアンカエデである。
数年は過ぎてるとおもうがまだ赤い。
当初は深紅の赤であったのだろう。
いつどこでなどはわからないけど、記憶の断片としても時間ではある。
地殻変動らで堆積物となって数万年の時を経て姿を現す自然物もある。
絵画も言わば、急速に時間を封じ込めようとするものなのかも知れない。
瞬間冷凍の世界もあり、氷河などに眠る地球の歴史の回答もあり、絵画の行く道も時間であり続けるだろう。
風化した岩肌そのものを絵画とするアンフォルメルの時代もあったのだが、
模倣というよりも人間の大いなる勘違いに見えてしまう。
無限に答えは用意されているのだろうが、その一つとして見いだせないのである。
○月○日、イタチの平面1。○月○日、カメの平面1。○月○日カエデの平面1。事実は回答ではない。