服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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梧竹さんの書

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ある方から「表装をやり直して」と中林梧竹さんの茶色に変色した書を預かった。
本物にはまちがいないのだが、なんて書いてあるのか、だれも読めない。
そこで神野公園そばの米倉基峰御大のところに相談方々持って行った。
駐車場の砂利には竜安寺のように箒目が入れてあり、侵入するのがワルいみたい。
米倉御大が戸口から「きれいかろうが・・。毎日掃除してるとよ・・」。
道教室の入り口に友人知人の絵が飾ってあるが、その中に「ほらっ・・」とボクの個展の礼状のラフランスのカードが額に入れてあった。
広い書道教室の床に梧竹さんの書を広げた。
「これは、よかばい。”心月亭”・・」と一発で読まれた。
くの一のように奥さんが現れて、繊毛の床に湯のみを置き、そっと下がられた。縁側の池がポチャン・・。
藤棚の藤は満開。その下の池にちらりと錦鯉が見えたような・・。
「梧竹さんは字体を省略するからね・・この判は見たことある」と
梧竹に関するいろんな本も見せてもう。
書家だけに勉強、研究は深い。
この”心月亭”に多くの情報が加わった。