服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

中島潔さんの襖絵展

イメージ 1
そして、県立美術館へ。3時から「京都・清水寺成就院奉納襖絵展 風邪の画家中島潔が描く生命と無常の輝き」の会場式。
セレモニーが終わり中島さんの解説を聞きながら会場を回る。
46枚の襖絵は5年かかりで、今までのすべてを出しつくした集大成だと断言された。5年とは長いようだが襖46枚となれば余裕はない、過酷な制作であったことだろう。
(様式的)絵画(?)ともイラストともつかぬ中島さん特有の絵柄と独特のタッチであり技法である。
材料についてたずねたら「そのへんはめちゃくちゃですから・・」と。
童や女官がさびしげに時に風に向かい、丹念精緻に描写してあるかとおもえば息をを殺してのスピーディーな線が走る。
中島さんが自分に課した業みたいなものではなかろうか。
そんな心境になる日があるのだろうか。