服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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湯島天神

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御徒町駅から上野広小路を歩く。
上野公園・不忍池の外縁にである。
駅から8分、湯島まで来ると住宅も増え静かになる。
その高台に湯島天神がある。
裏手からは階段の上の山門しか見えず、階段を上がると別世界である。
古の匂いを残しきれいに手を入れてある。
荘厳とか神がかりには無縁のように臭くない。
数人の男子中学生が語らいながら山門を下りて行く。
梅の名所なだけに梅の木が多く、ちょうだどたわわになった梅の実を神主さんたちがちぎっているところであった。
境内にはたくさんの絵馬が下がっているが、表面を埋め尽くしているのは合格祈願絵馬ばかりである。天満宮なのだ。正面参道には金属の大鳥居と銀杏の巨木がある。滝田ゆうさんの絵で見たようななつかしさだ。
ちらほらと参拝者もありかしわ手がひびく。
異端の空間が日常に溶け始める。