服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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弘法大師奥之院御廟

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宿の朝食(トースト、茹で卵)をとって、宿から見えるすぐそばの奥之院を歩いた。
一の橋から弘法大師奥之院御廟まで全長2キロの参道には何百年も経った老杉がそびえ、木々の間には武将から庶民までを20万基を超す墓碑が並び、高野信仰の厚さがうかがえる。お墓の森である。
戦国武将や歴史上の人物たちの墓石があると思えば、宇宙開発のロケットの墓碑があるのには笑った。
奥之院の灯籠堂とその裏側にある弘法大師御廟は日本の美の極致を体感するおもいであった。西洋美術に翻弄され続けてきた日本美術や自分までがアホらしくなった。
そびえる巨木の杉、ヒノキが雄大荘厳な空間を演出する。
つかのまの異次元へのタイプスリップのようであった。