服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

天空の真言密教高野山

イメージ 1
和歌山から橋本橋で南海高野山線に乗り換える。
車両のガタンゴトンは激しく猛スピードであるが、各駅停車のローカル線である。ゆっくりと田園風景が遠ざかる。
電車は気づかないくらいの勾配を上っていて、町や村が谷の下に見える山間部をガタンゴトンと走っている。
電車は極楽橋駅で終点となり、そこからケーブルカーに乗る。
極楽橋に宿を取ろうとおもっていたが、とんでもない。谷間にやっと駅が建っているだけで,人の棲める場所などない秘境である。
電車二両ぐらいあるケーブルカーに全員が乗り込み、一気に急勾配を100mぐらいを登る。五分で高野山駅に到着。
駅前には広いスペース。山の中に忽然と開いた広場である。
断崖の森の中に駅舎だあり、バスやタクシーがあり、チケット売り場、売店、食堂があるだけ、宿などなにもない。
とにかくバスに乗り上を目指す。
ぐるぐるとバスは(10分)杉林の山道を登り平坦な道になったかとおもうと、いきなり風景は一変し、バスは寺が並ぶ門前町を走っているのであった。標高1.000メートル、天空の真言密教の聖地・高野山である。
たくさんの寺が並ぶ間に間に消防署、警察、食堂、薬局、土産屋、銀行、郵便局などがあり、町なのである。
世界遺産地だけにコンビニ、カラオケ、娯楽施設などは見当たらない。