午後、漠然と東へ向かっていると、ラジオから白石の歌垣公園のツツジが見ごろと耳に入った。
早く分かっておれば、とＵターン。
西方浄土へ近づくようで西へはあまり行きたくないが、「歌垣の里」に惹かれた。以前より、そこは、「古来より歌垣というお見合いをしていたところ」と聞き及んでいたが、訪れたことは一度もなく、これはいいタイミングと白石町に向かった。
道に何度か迷いたどり着いた。
白石平野を突っ切った山の上、杵島山の中腹・犬山城跡である。
集落を抜け真っ青なため池があったりと山道を登る。
今まで見たこともない地形的景色の美しさの連続であるが、ツツジなどまったくない。時たま車とすれ違う、離合不能な場所もあるが、道路は整備されている。
ぽっかりと空と下界が開け、歌垣公園に着く。
斜面にツツジが見え、駐車場もあり、かなりの人が来ているが、特に美しいということもなく、そして振り返りビックリ。色とりどりのツツジが山肌一帯にダーッと広がっているではないか「ＷＡオオーッ」。
まさかである。別世界である。佐賀にいて知らないところがまだまだあるようだ。
今からが満開になるようで今週の土曜、日曜日には「歌垣祭り」があり、その準備に役場や地域住民の方が追われていた。
またいつかふらっといってみたいところだ。
