服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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第63回県展洋画、工芸、デザインなど

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祝日、勤労感謝の日
秋晴れの祝日とあってか、お客さんも多い。
意外に県展がイイ。
洋画部門は常連さんも多いが、若い人たちのフレッシュな作品も目立つ。
しかし、入賞作品は常連さんたちが占めたようだ。
どれもが一席、あるいは入賞をを意識しての競い合いに見えて、久々におもしろかった。それだけに審査はむずかしかったろう。
一席はたぶん最初から決めていたと思われるが、審査員の堀晃氏は、偏らないバラエティーに飛んだ選考をしたと思う。
横尾勝博さんの「布と遊ぼう」はパッチワークでもありながら絵画の領域を広げたと思う。若い人では八頭司昴の「「cell culture -shrine-」も新しい表現スタイルである。
審査員が求めたものは堅実な中での新しさであろう。
一席の古川みどりさんの「空を飛ぶ夢」は無造作に走る線と色彩のたのしさが、クールに洗練された普遍な今を感じさせる。審査員好みと言える。
堀氏も言うように審査員が変われば、別の結果が出るかもしれない。
それぐらいイイ作品が多かった。
よかったと言えば、一席の「空を飛ぶ夢」がF60号というS100とかに比べれば小さい作品であったこと。昨今やたら面積的に大きくする傾向があっただけに・・。
もう一つ苦笑したのが、佐伯勝己さんの「(ファ)ミリー供廖アトリエに座る60代後半の男の姿。真っ直ぐ見ているようでどこかはにかむよなうつろな眼差しには、共感を持って笑えた。

-今日はここまで、寝る