服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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有司男VS乃り子・二人展

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寒い。東京も雨。300円の傘を買う。
渋谷のスクランブル交差点を渡り、パルコに入る。
7階でラーメンランチを食べてから、3階ミュージアムで始まったばかりの
有司男VS乃り子・二人展を見る。
有司男ことギュウちゃんの最近作の花魁シリーズ、段ボールバイク、タイルバイク、ボクシングペインティングなどと奥さん・乃り子さんの日記のようなキューティーシリーズが仲良く並ぶ。
ギュウちゃんといえば、ボクが中学生のころに見たテレビで、もうすでにボクシングやってた。しかし番組としては奇人変人的あつかいであった。
以来ギュウちゃんも頭から離れることはない。
その後、(今はなき)第1回”東京展”(都美術館)で「無用の介」(当時人気の漫画)の超大作を見た。
ギュウちゃんはニューヨークへ渡る。
ボクがニューヨークへいったころ、ギューちゃんは貧乏旅行者に部屋を貸していると聞いたのだったが・・。
ギュウちゃんの本も絵のようにおもしろい。
石膏デッサンにナイフ突き刺し芸大を飛び出していく「前衛への道」や「ニューヨークの次郎長」はハチャメチャに痛快。
彌生さんに続いてギューチャンもフィーバーしないかな。
81歳、贅肉も腹も出てないボクシングアーティストである。
ぶれることない型破りなアーティストである。
いや、これぞほんとのアートである。
たくましく、力強く、爆発して、親しみがあって包容力がある。
幸せのアートである。
この夫婦の40年間のおかしくも切ない格闘の歩みをドキュメントした映画「キューティー&ボクサー」が各国の映画祭で受賞し、東京でも本日より公開と言う。時間の都合で見られなかった。
その記念の展覧会のようであるが、雨とはいえ観客がボクの他にいないのが不思議だ(たまたまだろうが・・)。
そういえば、数年前、福山雅治とボクシングペインティングやってる何かのCMがテレビ流れていたな。ブルーのボクシングペインティングきれい過ぎたけど。