服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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画廊まわり

北島治樹個展(ギャラリーふじやま)を見る。
アクリルによる大作展。
まだまだ、これから、と云ったところか、
じっくり見せてもらいました。
そのうち飲みましょう。

小川泰彦親子展(村岡屋ギャラリー)。
息子さんのパラフィン絵画は技法は判らないが、好きだね。
おとさんのライフワーク有明海の染色はまだ進化している。
「裂」は小川先生が60数年前、呼子に赴任していたころに見た二つに裂けた舟のスケッチから起こした作品であることが判った。
88歳。ご本人は「パーパーよ」とおっしゃるが,お元気で制作してください。

そして、
ギャラリーIBAHにて釜山点描展。
グローバル韓日交流展の報告展と云うことで、
メンバー7人と特別参加の舟一朝氏の8人が、持ち寄った
絵と写真による釜山紀行である。
地道な民間交流を4年間やって来た中で、こんな時代だからこそあえてアピール
して行こうという思いが強くなった。
舟さんは一人で韓国を訪れ、お得意のゲリラ戦法でその場所場所でインスタレーション
実践されている。また、韓国の石積みにも興味をもたれ取材されてる。
今回は「石積み」を出品。
写真の園田さんは、国内外で路地裏に取り憑かれていたが、今回はヤンバンの家やトレドのスケールある風景を出品された。
西村さんは、自在なお方で、空いた場所なら「任せんね」と墨彩和紙によるインスタレーションが異彩を放つ。
笠原さんの写真は今回釜山で活写されたものである。
靴屋などちょっと前の日本のような展開である。
松尾さんは、得意なポップな作品の他に、釜山の街角スケッチも出品。
カラフルな作品が場をにぎやかにする。
勢山さんは、サマーグリーン(ゴーヤ)など、グローバル韓日展出品作を並べた。
好きなグリーンを主体にした静物や花がみせます。
金銀姫さんは、抽象的な油彩の「祈り」とデッサン。
祈りにはいろんな意味があろうけど、聞くところによれば、夫婦間の祈りのようだ。
服部さんは、これまでに釜山で描いた89枚の中から、チャガルチ周辺の釜山港やチャガルチ市場など5点を飾った。
釜山の白景原(ペクゥ キョンヲン)さんは、出品できなかった。
8人が肩の力を抜いて作品を持ち寄った。
気楽なんだろうが、力みをちょっと抑えただけなのである。
IBAHの空間が久方振りに色気付いた。
和風なイイ画廊です。
日韓交流も含めさらにやりましょう。