「るーゑ夫妻の快気祝い」が佐賀神社裏の某所であった。
かつての歓楽地も今ではこの店を含め数件となっている。
夕暮れ時、なつかしい場所に帰って来るかのように人々が集まってくる。
半年ぶり、一年ぶり、10年ぶりという顔も多い。
店内はちょうど満席。はっきりは知らないが40人ぐらいの出席者であろうか。
同時に「”るーゑ閉店”のお別れ会」ともなっている。
42年間のるーえは満たされない若者たちを吸収し文化発信の拠点となっていた。
イイことばかりではなく、苦節42年であったろう。
多くが人生の大半をここで過ごし明日へと希望をつないでいたようだ。
突然の閉店にみんなが、「これから私はどうしたらいいの!!??」といった心境である。
るーゑは深く愛されている。
みんなにとっても人生そのもの側面もあったろう。
語れば長くなる。いろんなことがありすぎる。
だけに参加者のコメントも手短。
涙ぐむ人も多い。
戦後、青春群像の歴史、縮図がるーゑにはあった。
お二人の快気祝いということもあってか、酔い方がみなさん紳士的である。
笑いの中にも涙あり。みんな大人になったというか、やっと子供になったというのか。
♪だけどぼくらはくじけない、泣くのはいやだ笑ちゃおう~♪
いつまでも子供のようにみなさんと付き合っていければと思います。
そう、井上ひさしさんもイイな。