服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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黄美展

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クリニックを終え、鍋島のラーメン店へ。昼前とは言え、店内は込み合っており、おやじさん(店主)は一度に10
人分のラーメンを釜で茹ではじめるのであったが、最後の方であり、届いた時には、麺がノビてた。それから牛津のレンガ館へ回る。
小城校OBの黄美展である、あれから1年が経つのか。

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煉瓦の壁面に絵画がならぶ。
以前は感じなかった、絵画とその煉瓦の壁とを同時に見ているような感覚があった。
実力者揃いの中で、額縁から抜け出した古川昇平さんの空間アート「ステンボトル」は光っていた。実際にある窓をたくさんのカラー水の入ったペットボトルで遮断するのであるが、外からの光がカラー水を透かし、外と内とがつながる美しい窓に変貌させていた。そう言えば古川さんが描く絵画の背景にこの関係が何度か表現されていたことがある。
中尾和紀さんは例の菱形キャンバスに自画像や男女の肖像画4点をビビッドに展開。学生のころのような筆の走りだ。色あせず意味や暗号が描きこまれている。
衰えぬ時間の中で絵画も息をする。
D・ホクニーを感じたりして見ていた。