台風で陸揚げしてあった漁船が下ろされ、港は船で溢れている。 一方では、沈没船や崩壊したはしけを引き上げたりと漁民の一致団結の姿がある。台風去って、人々は明日へと向かっている。 海苔ひび立て、網張りと船は行き交い、護岸を打つ波もパワフル。 と、気休めを言ってしまうような夕暮れ。 はしけをロープ一本で引き上げた人々は帰ろうともせず、車座になって夕陽を浴びている。和やかな笑い声が澄んだ空気に響く。 皆が帰った後に、電動工具の音。若い漁師が一人、何か、修理していた。 そこへ、軽トラックの女性がやってきた。 夜、「夕陽のガンマン」を見る。
