服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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街の灯

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 百姓に変装して田んぼの中にいた。 かえって、お百姓からあやしまれるようだ。 広江一体は9割どこ稲刈りが終わり、オレンジ色のコンバインが姿を消していき残念である。 それでも、実も入ってないもみ殻同然を巨大袋に流し込みトラックで運んでいる。家畜の飼料にでもなるのだろうか。 それぞれの田んぼには「風害」認定の立て札がしてある。台風が通っただけで、半年の苦労も、こうなってしまうのである。 これが、自然相手の農耕民族のDNAなのであろう。 土手から反対側の漁港をのぞくと、漁民のトラックがぎっしりととまったまま、引き上げてくる漁船もぼちぼち。 干潮なので、海苔養殖場では海苔網の作業に忙しいはず。 日はすでに落ちた、干満に合わせての作業だけに、ここもまた大変な仕事場である。 けど、海はみんなのもの、よごさないようにしましょう。 街の灯へ向かってトワイライトゾーンを突っ走る。 この感覚。どんな街だろう。泊まるところはあるだろうか。期待よりも不安一杯で街へ進入していた。 その心配もなく、我が家へと直行するも、ふと、矛盾を感じる時もある。