服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

菜の花の臭い

イメージ 1

近所ならと、ずんだれパンツにしわくちゃTシャツ姿で外に出た。早速、車で通りかかったご近所の奥さんとご挨拶。普段はびしっとキメテるから本当の姿を見てもらわなくては・・。しかし、男を捨てて爺になってはいかん。絵の写真は外で撮るに限る。それも日なたではなく均等な日陰がイイ。画像処理もスムーズ。お宮の桜が4分、5分といったところか。今年は桜に感動しない。爺ならば、三度の飯よりサクラサクラと言いそうなのだが・・。今年はずっと田んぼにばかりいって、菜の花ばかり見過ぎたようだ。寒い寒いと言いながらも春が過ぎたような・・。


田んぼ一面の菜の花畑やレンゲ畑は、もうお目にかかれないけど、ほったらかしの野菜畑が菜の花畑に変わるのである。見て美しいのも食べておいしいのもこの菜の花。土手にあるのは養蜂家がまいたアブラナ。どちらにしてもサクラより先に春を告げる黄色い花。一つ菜の花の欠点を言いたい。クサイ。臭いのである。水仙にも似た便所当たりの香りがする。土や草が萌え出ずる春特有のほのかな香が菜の花だったと今ごろになって解った。当時、人糞を蓄えてあった肥溜めを田舎香水とも言ったものだが、菜の花も美しさをいいことに田舎香水を風に乗せていたのである。


サクラはパット咲いてパット散る。街頭のインチキ賭博屋や薬売りから寅屋のさくらさん、うばざくらさんもいらっしゃるが、みなさんタフ。かなわないからわたしや呑みざくら。花を愛で月を慈しむかぁ・・。なんちゅう民族なんだ。